海の日ってほんとはね…

 

皆さんは「海の日」ってご存知ですよね。

 

では、この海の日は本当は7月20日であり、その日付にはれっきとした

理由があるということをご存知でしょうか。

 

今のように祝日法で何でもかんでも祝祭日を月曜日に持ってきてしまうと

本来のその日の意味が分からなくなってしまうんですよね。

 

実はこの7月20日は明治天皇が明治丸で東北巡幸を終え、無事に横浜港に帰港された日なんです。

 

ときは明治9年(1867)6月2日より、23歳の若き明治天皇は、

国を二分した戊辰戦争後の日本をひとつにまとめようと全国巡幸を開始。

特に新政府軍に対決した東北や函館の人々に直接会うことに、大きな意味があったのでしょう。

(余談ですが、わたくしは某商社での海外営業担当時代、社長によく「会いに行くことが大切」と

教えられました)

 

明治天皇は「海洋国家日本」として新しい時代に世界の中に日本を位置付けようと

されていたのだと思います。

 

「海洋国家」と言えば、皆さんは排他的経済水域(EEZ)を含んだ日本の世界ランキングをご存知でしょうか。

実は、世界第6位の大きさを誇るのです。

体積で言えば、なんと世界第4位なんだそうです。

 

そして驚くことに令和になった現在でも、我が国の貿易に占める海上貨物の割合はなんと99.6%。

ほとんどの品物が海上輸送されているのですね。このことからも四方を海に囲まれたこの国にとって

いかに海を守ることが大切かがわかりますよね。

 

数十年前には海底資源も豊富にあるというとが国連の調査で分かっていますし…。

もう「資源のない日本」ではないのですよね…。

 

日本の島の数は約7000。今では当たり前のように日本の領土になっている小さな島々も江戸や明治時代に

わたくしたちの先人がどこの国よりも早く島を発見し到達して住み着いたり、漁をしたりして、

地図に描いたり、自国のものだと公言(宣言?)したからに他なりません。

例えば、最近では竹島についての古地図が発見されたり、小笠原諸島については先述した「明治丸」が

英国の軍艦よりも先につくことができたので、日本帰属につながったそうです。

  

実はこういうお話をSupermom Japanの「筆学会」ではさせていただいています。

自分も含めてですが、まだまだ日本について知らないことが多すぎると実感しているこの頃です…