紀元節に、ありがとう10周年

 

本日は紀元節。今から2681年前の今日、日本初代天皇であらせられる神武天皇が即位された日です。日本の建国理念は「自立自存の道義国家」。忘れずにいたいですね。

 

そしてこの度、おかげさまでSupermom Japanも10周年を迎えます。駆け出しの頃は、地元の新聞取材に応じたり、ラジオ番組に出させてもらったこともありましたが、基本的にはひとりで黙々とデスクに向かう日々で、何度も何度も「自分のやっていることには意味があるのだろうか」という思いが頭をよぎることがありました。

 

その度に読者の皆さまに励まされ、ここまで歩むことが出来ました。

本当にありがとうございます。

 

バブルがはじけ「就職氷河期」と言われた大卒時。留学後の就職で、同期より1年半遅れての社会人デビューとなったこの自分が、まさかこういう仕事をすることになるとは思ってもいませんでした。そもそも高校入学時点で大学に進学する予定もありませんでしたし、ましてや留学など…英語は嫌いでしたから。

 

帰国後は右も左もわからず帰ってきた浦島太郎状態。とりあえず、親の勧めで町役場に臨時職員として働き始めるも、「あんたは世間のことを何も分かっていないから、少し揉まれてきなさい」ということで「何事も経験」とばかりに、仕事を転々とし、講師、通訳、翻訳、営業、事務、受付など英語に関する仕事ならなんでもやりました。

 

そして、まとまったお金ができたら海外へ…という生活を繰り返していた20代。30代に突入し、年齢制限ギリギリでニュージーランドへワーキングホリデーで戻るも、就職先の高級ジャパニーズレストランがいつになっても完成しない、そして謎の体調不良が続いていたため途中で切り上げ、半年後には帰国する始末。

 

田舎に戻り落ち着くかと思いきや、ひと月後には就職活動のため上京を決心。(この時点ではすでに「揉まれる」という経験より、自分の実力を試したかったのだと思います。東京に行って分かったことは、「上には上がいる」ということで、とても勉強になりました。が、今思えば、親にはとても心配をかけたと思います。すみません…)

 

でも、自分の本当にやりたいことというか、やるべきこと?が見え始めたのは上京後でしたから、それまでの行動、経験は無駄ではなかったのだと思います。さらに、子供がいなければ、このような仕事、思いもつかなかったかもしれません。

 

10年前に古事記をベースに日本神話を書き始めた頃は、とりあえず、全ての神話を書き終わるまで続けようと頑張ったのですが、それも終焉に近づくと、また書きたいことが出てきてしまい…とうとう、次のシリーズを始めることになりました。新刊「地球国物語」巻1〜元つ神とすみらみこと〜は本日より予約販売受付開始です。

 

これだけひとつの仕事を長く続けたのは生まれて初めてです。今から10年後のことは知る由もありませんが、皆様に伝えたいことがある限り、もうしばらくこの仕事を続けてまいりたいと存じます。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

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