突然ですが、皆さんは「6852」が何の数字なのか分かりますか。
これは、ズバリ我が祖国、日本の全島嶼(とうしょ=大小様々な島)数です。
北海道から九州までの四つの大きな島はもちろん、小さな島がひとつあれば、その周囲200海里(約370km)は排他的経済水域(EEZ)となり沿岸国には次のような権利、管轄権等が認められているそうです:
- 天然資源の探査、開発、保存及び管理等のための主権的権利
- 人工島、施設及び構築物の設置及び利用に関する管轄権
- 海洋の科学的調査に関する管轄権
- 海洋環境の保護及び保全に関する管轄権
(海上保安庁HP内「領海等に関する用語」より抜粋)
逆に、その小さな島ひとつ失うとこれらの権利を失い、相当の損害を被ることになります。いえ、損害どころか、時にそれは、我々の命さえ容易に危険に晒してしまう可能性があります。なぜなら、もし主権が奪われた島に敵国の軍事基地などできようものなら、そこから悠々と脅しをかけることができるからです。
大東亜戦争でなぜ先人が、沖縄、占守島、硫黄島などの日本列島の端々にある島を死守しようとしたのか。それは、島を守ることは祖国の安全保障と直結しているからです。
6852、この全島嶼を守るために私たちが今、しなければならないことはなんでしょうか。
中でも、この数十年来で最も緊迫した状態にあるのが、沖縄県石垣市の尖閣諸島です。900兆円(沖縄保守派ジャーナリスト・「沖縄・尖閣を守る実行員会」代表、惠隆之介さんいわく)の資源が眠ると言われているこの諸島をCCP(Chinese Communist Party) が狙い始めたのは、1969年5月以降。国連が東シナ海に石油埋蔵の可能性があると報告した時点からです。
1885年に福岡県出身の実業家、古賀辰四郎が尖閣諸島の調査を始め、そこが無主の無人島であることを確認後、1893年に沖縄県が尖閣諸島の所轄編入と国標建設を日本政府に再上申し、その2年後に日本政府が領土編入を閣議決定しました。
翌年(1896年)から開発が始まり、魚釣島には鰹節工場もありました。1919年にはその魚釣島にシナ漁船が漂着し、乗員を救助した島民に対し翌年、中華民国長崎領事より感謝状が届いています。
こう言ったことからも尖閣諸島は紛れもなく日本固有の領土だと世界に公言できます。
その尖閣諸島の現在の様子を皆さんはご存知でしょうか。シナ公船は毎日欠かさずきています。(2. シナ公船による尖閣諸島接近状況参照)
「機関砲のようなもの」(いや、機関砲でしょ?)で武装したシナの海警局はもちろん脅威であり、対して「遺憾」しか表明しない日本政府に対し国民としては腹立たしい限りですが、恵さんもおっしゃっていましたが、この数年、日本漁船の邪魔をしているのがあろうことか日本の海上保安庁だと言うのです。
最初は耳を疑ったのですが、その事実を如実に表すビデオが「ちゃんねる桜」から数ヶ月前に公開されました。まさに絶句です。
いつから日本政府は日本国民の命と財産を守らなくなったのでしょうか。
実は、日本はとっても大きい国なんです。大国、なんです。
国土38万㎢に対し、領海、EEZ、延長大陸棚の総面積は、なんと465万㎢にもなります。
世界で第6番目の大きさを誇り、これが我が国が「海洋大国」たる所以なのです。
国土に対し10倍以上の大きさを持つ祖国の海域。それは、外国との間に張り巡らされた見えざる「海の結界」でもあります。想像してください。結界とは神社の鳥居やしめ縄と同じです。
海に守られている日本列島。この海こそが日本民族が古より守り抜いてきた国民の財産であり、50年後、100年後、1000年後の我々の子々孫々に引き継ぐべきものなのです。
6月23日、発表(発売)予定の新作アートはまさにこの日本の離島と海域をベースにした「日本龍島図」になっています。また、もう一作品として、宇宙と太陽と地球大陸との不思議な関係をアートにしました。
どうぞ楽しみにしていてくださいね。
末筆になりましたが、先月のブログでご紹介した「ファイザー元副社長の警告」の和訳の続きですが、こちらは「会員専用ページ」にて限定公開することにいたしました。ご興味がある方はこちらのご案内をご覧ください。