「ワクチンパスポート」がもたらす分断とカオス

 

この半年近く、恐れていたことが徐々に徐々に現実になりつつあります。

 

❶コロナ→❷コロナワクチン→❸ワクチンパスポート→❹デジタル化された健康状態、生体情報を含むあらゆる個人情報を一元管理→❺銀行リセット→❻情報を掌握し管理するものが支配する世界へ

 

これは、今年4月、ある記事の中の対談において元ファイザー副社長、イェードン博士がお話しされていた今後世界で起こりうることを、私なりに簡略化したものです。(イェードン博士は子供のワクチン接種についても警鐘を鳴らしています。)

 

いかがですか、今までの流れ(政府の動き)を見て。

怖いほどに順調にその通りになってきていませんか。

 

少なくとも❶〜❹までは現在進行中ですよね。詳細に言えば、❺についても銀行法が改正されたりと日本政府の動きはあるようですが、今回のブログではタイトルにあるように「ワクチンパスポート」についてお話ししたいと思います。

 

5月のブログ内ではあまりにも恐ろしい内容で全てがご紹介しきれず、【会員専用ページ】に限定公開させていただいている「イェードン博士からの警告」ですが、その中の一部をご紹介しますと、彼はワクチンパスポートの仕組みについて、地球上の全ての人が名前、デジタルID、健康状態フラグを持つことになり、その情報を一元管理する者が(パスポート保持者に対する)特権の与奪や特定の処理を実行するかどうかを決める権利を持つようになると説明しています。→全文を読みたい方は会員登録をお願いします。ご案内はHPにあります。

 

つまり、世の中が一握りの支配する者と大多数の支配される者に分かれるわけですね。もちろん、私たち庶民は支配される側です。

 

このままいけば、近い将来、あなたはあなたの意思で行動することさえ難しくなるかも知れません。言い換えれば、常に誰かの許可がなければ、外出さえままならなくなるかも知れないのです。それを可能にする第一歩が「パスポートワクチン」であり、コロナやコロナワクチンはそれにつなげるための手段でしかありません。

 

それに気づいた人たちが、いつの間にかワクチン接種やワクチンパスポートが義務化されている現状に危機感を覚え、立ち上がり、世界各国でデモを繰り広げています。日本でもそのような活動をしている方々が複数いらっしゃるようです。→(「コロナ問題を考える会」「岩戸開きの会」

 

日本政府も、今年5月の時点では海外渡航向けのために活用するとしていた「ワクチンパスポート」を2ヶ月後には国内での活用に話を拡充させ、着々と法制化に向けて進めている様子が伺えます。

 

飲食やイベント、県をまたいだ移動、子供達の学校活動、部活動に関する移動についても「ワクチンパスポート」や「陰性証明書」を活用するという話がすでに出てきています。

 

5月29日の首相会見で菅総理は以下のように述べていました:

「ワクチンパスポートの導入は諸外国でさまざまな議論、動きがある。ワクチンの感染予防効果や効果が持続する期間などに関する科学的評価のほか、接種を受けない方への不当な差別に繋がらないようにする。こうしたさまざまな論点がある…」(産経新聞より)

 

この接種を受けない方への不当な差別に繋がらないようにする」と言う部分はどこへ行ったのでしょうか。十分、考慮されたのでしょうか。検討を重ねられたのでしょうか。とても疑問が残ります。

 

「ワクチンパスポート」や「陰性証明」を導入した後は日本社会が少なくとも3つのグループに分断されると予測できます。まず、国民をワクチン接種者と未接種者に分け、さらにワクチン未接種者を陰陽の検査結果で分ける、ということですよね。

 

すなわち、

Aグループ:ワクチン接種者

Bグループ:ワクチン未接種者で検査結果が「陰性」だった人

Cグループ:ワクチン未接種者で検査結果が「陽性」だった人

の3つです。

 

総人口の0.01%しか死亡していない日本での武漢ウイルスの現状において、ここまで国民を細かく分類する必要があるのでしょうか。そして、個人の自由な移動や行動に、なぜいちいち第三者からの証明が必要なのか理解しかねます。

 

ワクチン接種が2月に始まり半年以上が経ちました。9月に入り、田村厚労相は「ワクチンだけで必ずしも現状を克服できるとは考えていない」と述べ、専門家は、「6〜7割が接種しても集団免疫獲得は難しい。8〜9割なら大丈夫かというと分からない」と述べました。

 

更なる新薬導入への道筋になるとも取れる発言ですが、どちらにしても、コロナワクチンではこの感染症に対し「切り札」にならないことを認めたのです。(では今まで「1日100万回」と言われ、接種してきた方たちの気持ちは…接種後、お亡くなりになった方たちやそのご遺族のお気持ちは…などと考えてしまいます)

 

にもかかわらず、ワクチンパスポートの話をどんどん進めているのはなぜなのでしょうか。政府はワクチンパスポート等により一体、何を証明しようとしているのでしょうか。誰に「安心感」を与えようとしているのでしょうか。

 

結論から言うと、ワクチンパスポートが証明するのは、その人が「ワクチンを打った」という事実だけです。陰性証明書は検査を受けた時点で「陰性」だったという事実だけです。

 

ついでに言うなら、検査結果が「陽性」であり証明書をもらえなかった人も、以下の点においては皆、同じリスクを抱えていると言えます。

  • 感染する・させるかも知れない
  • 発症すれば、重症化するかも知れない
  • 重症化すれば、死亡するかも知れない

 

 

そう考えると、最初の話に戻りますが、そもそも、A、B、Cグループにわざわざ分ける必要もないし、証明書は不要だと言うことになります。

 

この証明書は単なる形だけのものであって本来の目的はずっと別のところにあると私は考えています。はっきりしていることは、この証明書により、ワクチンを打つ打たない、検査を受ける受けないで家族が分断され、社会が分断されることです。

 

そして、それが社会に招く結果は、カオスです。

 

例えば家族や同じ学校、職場などで一緒に食事や旅行を楽しみたいと計画を立てても、証明書が取れない者がいれば、それは難しくなります。旅行の計画も誰かの検査結果次第ではドタキャンしなければならなくなります。直前の宿泊代や交通費、全て多大なキャンセル料が発生します。旅行業者や宿泊施設側もまた悲鳴です。

 

一方、うまくみんなで旅行に行けたとして、証明書を持ち歩き、行った先々で見せることで、自分の健康状態、ワクチン接種状態などが常に周りの目に晒されると言うことにならないでしょうか。そこに個人のプライバシーはないのでしょうか。大勢の旅行者の証明書を確認する側も大変です。

 

また、ワクチンパスポートや証明書がきっかけで、今までうまくいっていた人間関係がギクシャクしたりしないかと言うことも懸念されます。

 

これは本当に私たちが望んでいる社会でしょうか。

 

 

何度も申しますが、重症者や死者数の増加を防ぎたいのであれば、政府は第2類から第5類にコロナをまず引き下げて、普通の個人病院でも患者を通常のインフルエンザ患者並みに扱うように要請すれば良いだけです。

 

ここにきてもまだそれに着手せず、目標を全く別のところにおいて動いているとしか見えない日本政府に対し、ますます不信感が募ります。