今年も残すところ、あと20日となりました。
あなたにとって、今年はどんな年でしたか。
私にとっては、一言で言うと「動」の年でした。この「コロナ禍」と呼ばれる日々の中で、それまでと変わらず動き続け、いやむしろ、積極的に動ける間に動こうと決意し実践し続けた年でした。
日本は「コロナショック」の裏で、いろいろな危機に見舞われています。
最近では、岸田政権が実質上の「移民受け入れ解放宣言」をしました。
来年1月からはRCEPが発効され、日本はシナと初めての「自由貿易」を開始します。
「グローバリズム」により、人、もの、カネの往来が自由化され、「留学生30万人計画」が到達され、日本は世界第4位の移民大国となりました。
あなたは今、幸せですか。所得が増えないのに物価は上昇し、増税され、「税」と名はつかないけど差し引かれるものが増え、有料化されるものが増え、私たち庶民の生活は苦しくなる一方です。そんな中でのRCEPですが、これが、日本にとってどれだけ国益になるのか、どれだけ大多数の国民を幸せにするのか、とても疑問に思います。
日本政府の公開資料「RCEP協定の経済効果分析」には、「2020年11月に署名された地域的な包括的経済連携(RCEP)協定の経済 効果について、その合意内容を踏まえた試算を実施した。その結果、我が国の実質GDPは、RCEP協定がない場合に比べて、相当の調整期間を経て最終的には約2.7%押し上げられることが示された。これを2019年度の実質GDP水準で換算すると、約15兆円に相当する」とあります。
政府にはこれが、決して絵に描いた餅ではなく、現実となるようやっていただきたいところです。そして、この「自由貿易協定」の下に、日本の企業の99.7%を占める中小企業が決して潰されないよう、買われないよう、しっかりとコントロールをしてほしいと思います。そして、もし、大きく試算と異なる結果が出た場合には、政府は躊躇なく速やかに方向転換し、国民に対し説明をし、然るべき責任をとってほしいと思います。
自分がまだ政治に無関心だった頃は、毎日一生懸命テレビでニュースを見ては、世の中で何が起こっているのかを知ろうとしていました。テレビが事実を報道していなかったり、「報道の自由」と称して報道すべきことをしていないということさえ知りませんでした。
インターネットが普及し、テレビでネット番組を目にし、地上波と全く異なるニュースが流れていることに、また、全く異なる解説が流れていることに最初はとても驚きました。言論と表現の自由が確保されているはずのこの「民主国家」日本で、情報も言論も実は統制されていたんだと知った時は、本当にショックでした。
あれから7年経ちましたが、今度はその波がSNSにも波及し、そろそろ、今まで全く気づいていたなかった人たちも、「何かおかしい」と気づき始めているのではないでしょうか。
現実を直視するには勇気がいります。
逆に言えば、直視するにはかなりの勇気を要するほど、今の日本の現実はひどいです。
それは今に始まったことではなく、幕末からずっと続いています。
子供たちが学ぶ教科書ひとつ取ってみても、そこには事実とは異なるブラックプロパガンダのオンパレード。(以前にも触れたかも知れませんが、それは何も歴史の教科書に限ったことではありません。)
欧米列強による「大航海時代」←それは、本当は「白人国家による有色人国家の植民地化時代」
「従軍慰安婦」←それは、本当は「売春婦」
「南京大虐殺」←それは、本当は「南京事件」
「太平洋戦争」←それは、本当は「大東亜戦争」
「国際連合」←それは、本当は「連合国」
など、このような言葉の置き換えは日常茶飯で、これが一種の洗脳になっています。
日本人がいかに残虐だったかは述べても、日本人が虐殺された通化、通州、尼港(にこう)事件については触れない。沖縄戦に挑んだ全国から派兵された軍人さんの話はしない。硫黄島や占守島で勇敢に戦った日本兵、樺太から引き上げるときの悲劇…
「終戦の詔書」は毎年8月に流しても、「開戦の詔書」には触れない。例を挙げればきりがありませんが、WGIPやロシア革命、コミンテルン、ロスチャイルドを語らない近代史は虚構です。これでは、敗戦の反省=敗因の分析→未来に生かす、ことなどできようはずもありません。
そんな歴史教育にもそろそろ終止符を打ち、子供たちが日本人として生まれて育つことに誇りを持てる「国史」の復活を切に望みます。ですが、いまだに「教科書検定」という体裁で、事実を伝える教科書を検閲し、認めようとしないのが文科省ですから、これは待っていてもなかなかです。
ですから、大切なことは、家庭でお父さん、お母さんが自ら学び、子供たちに少しずつ直に教えるしかないのです。毎日、仕事に追われて、そんな余裕もないかも知れませんが、長い目で見れば、これが我が子のためになるのでないでしょうか。誇りや自信を持った子供たちがどれだけ強く優しい人間になれるか、日本人になれるか、それはひとえに親御さんにかかっているのではないでしょうか。
私も、初めての子育てで戸惑うこともあり、偉そうなことは申せませんが、自分が若い頃、日本のことを何も知らなかったことを反省し、2度にわたる元寇の時代から、大東亜戦争まで私たちの先人たちがなんのために祖国を命懸けで守ってきたのかは折に触れて伝えています。
また、もしあなたが未婚だったり、お子さんをお持ちでなくても、ご自分で本当の歴史、実際にあったことを自分なりに調べて、誰かに伝えることはとても意味があることだと思います。
誰かが勇気を持って、本当のことを伝え始めなければ、この国はなくなってしまいます。
その誰かは、あなた、なのです。